■2005年公開講座内容
文京遺跡から学ぶ弥生時代のムラ
愛媛大学が継続して調査している文京遺跡は、今から2 , 000年ほど前の弥生時代における西日本有数の大規模集落遺跡として知られています。文京遺跡で発掘された具体的な資料から、愛媛でどのような地域文化が展開してきたか、その特質を瀬戸内・四国の中でどのように捉えることができるのかを学びます。
日時 | 10月8日/15日/29日、11月5日/12日(土) 13:30~16:30 (3時間×5回の計15時間) |
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会場 | 愛媛大学法文学部講義2階203番教室 |
受講料 | 3000円 |
定員 | 30名(先着順) |
対象 | 一般市民 |
日時 | 講師 | タイトル | 概要 |
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10月8日(土) | 下條信行 | 「文京遺跡と周辺の遺跡探訪」 | 文京遺跡の弥生時代大集落が営まれた愛媛大学の城北キャンパス内を歩き、遺跡の概要を解説するとともに、文京遺跡の時代や規模を実感します。 |
10月15日(土) | 三吉秀充 | 「特異な超大型建物」 | 文京遺跡の弥生時代大集落を特徴づける建物は、その中枢部で検出した超大型建物です。この建物に用いられた柱の直径は 30 ~ 40 ㎝と、一般住居で用いられている柱の3倍近くにもなります。この建物は、どのような建物だったのでしょうか? いったい何に使われたのでしょうか? 日本各地の出土例と比較検討しながら、文京遺跡で検出した「特異な超大型建物」の構造と性格を解き明かします。 |
10月29日(土) | 吉田 広 | 「倉庫は語る」 | 文京遺跡では、小規模の掘立柱建物が集まり、倉庫群が存在したと考えられています。ところが、炭化したお米は穴蔵からたくさん見つかっています。倉庫といっても、いろいろありそうです。「物を蓄える」といった行為から、文京遺跡の弥生人の暮らしについて考えます。 |
11月5日(土) | 田崎博之 | 「住居を考古学する」 | 人間が生活を営む住居の形や構造は、時代によって変化してきました。文京遺跡でも、さまざまな形や大きさの住居跡が発見されています。日本列島各地そして韓国の住居の歴史を紹介し、その中で文京遺跡の住居はどのような位置づけができるかを考えます。 |
11月12日(土) | 田崎博之・吉田 広・三吉秀充 | 「討論-大規模集落の時代を考える- 」 | 今回の公開講座でとりあげた特異な超大型建物、倉庫、住居から、文京遺跡の大規模集落の構造、他の地域との関係などを、受講者の質問を受けながら、3名の講師の討論によって解き明かしていきます。 |
■申込方法
法文学部事務課学務係窓口またはお電話にてお申し込みください。申込書など関係書類をお渡しします。郵送ご希望の方はお申し出ください。)受講料は、銀行での振り込みになります(やむを得ない場合は、直接持参による現金でも取り扱います。)詳しくは、お渡しする「愛媛大学公開講座の受講を希望される皆様へ」をご覧ください。