■2010年公開講座内容
文京遺跡から学ぶ弥生時代(6)
愛媛大学の城北キャンパスの地下には、今から2,000年ほど前の弥生時代の大規模集落である文京遺跡が眠っています。愛媛大学は、文京遺跡の調査を継続して行っていますが、これまで、大量の土器や石器などが出土しています。今回の講座では、出土した土器や石器の実物に直接触れることを出発点として、どのような愛媛の地域文化や歴史が明らかにできるかを学びます。
日時 | 10月9日/23日/30日、11月13日/20日(土) 13:30~16:30 (3時間×5回の計15時間) |
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会場 | 愛媛大学法文学部講義棟202教室 |
受講料 | 3000円 |
定員 | 30名(先着順) |
対象 | 一般市民 |
日時 | 講師 | タイトル | 概要 |
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10月9日(土) | 田崎博之 | 「縄文・弥生の文京遺跡」 | 文京遺跡は、西日本屈指の弥生時代の大規模集落として知られていますが、最近の発掘調査では縄文時代の遺構も発見されています。調査中の法文学部2号館で縄文時代の遺跡の見学とともに、縄文時代~弥生時代における自然環境の変化と人々の環境への適応について解説します。 |
10月23日(土) | 三吉秀充 | 「古墳時代の文京集落」 | 文京遺跡は、弥生時代に大規模集落が営まれていただけではありません。今から約1,400~1,500年前、古墳時代後期と呼ばれる時代にも集落が営まれていました。出土した遺構・遺物を参考にしながら古墳時代後期の文京集落の様子を解説します。 |
10月30日(土) | 栗田茂敏・三吉秀充 | 「文京遺跡発掘調査物語」 | 文京遺跡では、これまで43回にわたる大規模調査が行われています。そのうち1~5次調査は松山市教育委員会によって実施されました。当時調査を担当された方を講師としてお招きし、当時の発掘調査の様子についてエピソードを交えながらお話しいただきます。 |
11月13日(土) | 佐々木正治 | 「文京遺跡の鉄」 | 文京遺跡では、弥生時代中期~古墳時代後期の鉄製品や鉄器生産関連資料が出土しています。これらの資料を基に、日本列島における鉄文化の受容と展開の視点から、文京遺跡出土の鉄製品の意義について解説します。 |
11月20日(土) | 田崎博之・三吉秀充・佐々木正治 | 「討論」 | 受講者の質問を受けながら、3名の講師が再度解説・討論を行います。そして、弥生時代中期の大集落という評価だけではなく、縄文時代から中世に続く複合遺跡である文京遺跡の評価を改めて確認します。 |
※第3回は都合により田崎博之「新聞記事にみる文京遺跡の研究の歴史」に変更となりました(20101025)。
■申込方法
教育学生支援部教育企画課生涯学習室窓口またはお電話にてお申し込みください。申込書など関係書類をお渡しします。郵送ご希望の方はお申し出ください。受講料は、ゆうちょ銀行または郵便局での払い込みになります。(詳しくは,お渡しする「愛媛大学公開講座の受講を希望される皆様へ」をご覧ください。)