■2012年公開講座内容

文京遺跡から学ぶ(8)―遺跡・遺構・遺物の見方を学ぶ―

愛媛大学の城北キャンパスの地下には、今から2,000年ほど前の弥生時代の大規模集落である文京遺跡が眠っています。愛媛大学は、文京遺跡の調査を継続して行っていますが、これまで、大量の土器や石器などが出土しています。今回の講座では、出土した土器や石器の実物に直接触れることを出発点として、どのような愛媛の地域文化や歴史が明らかにできるかを学びます。

日時 9月8日/15日/22日/29日(土) 13:30~16:30 (3時間×4回の計12時間)
会場 愛媛大学法文学部本館7階演習室8
受講料 3000円
定員 30名(先着順)
対象 一般市民

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日時 講師 タイトル 概要
9月8日(土) 田崎博之 「縄文・弥生の文京遺跡」 文京遺跡は、西日本屈指の弥生時代の大規模集落として知られていますが、最近の発掘調査では縄文時代の遺構も発見されています。調査中の法文学部2号館で縄文時代の遺跡の見学とともに、縄文時代~弥生時代における自然環境の変化と人々の環境への適応について解説します。
9月15日(土) 三吉秀充 「竪穴式住居跡の一生をみる」 文京遺跡では、竪穴式住居跡が多数見つかっています。遺跡で発見される竪穴式住居跡は、一見、掘り込まれた穴でしかありません。講座では、文京遺跡における掘り込まれた穴の構造や特徴、穴の中から出土した具体的な遺物を手がかりに、①竪穴式住居跡ができるまでの様子、②竪穴式住居跡が使われている様子、③竪穴式住居跡が使われなくなってからの様子について解説します。
9月22日(土) 田崎博之・三吉秀充 「現地見学」 今回の公開講座に関連する遺跡見学を予定しています。現地集合・現地解散となります。詳細については第2回の際にお知らせしますので、参加希望の方は必ず出席してください。
9月29日(土) 田崎博之・三吉秀充 「討論」 第1回~3回における受講者の質問を受けながら2名の講師が、遺構の見方について再度解説を行います。

■申込方法

教育学生支援部教育企画課生涯学習室窓口またはお電話にてお申し込みください。申込書など関係書類をお渡しします。郵送ご希望の方はお申し出ください。受講料は、ゆうちょ銀行または郵便局での払い込みになります。(詳しくは,お渡しする「愛媛大学公開講座の受講を希望される皆様へ」をご覧ください。)

■申込及び問い合わせ先

〒790-8577 松山市文京町3番 愛媛大学教育学生支援部教育企画課
「文京遺跡から学ぶ弥生時代(7)」担当 三好
電話:089-927-8947  FAX:089-927-8100